沖縄県における大腿骨近位部骨折の全数調査―発生数の経年変化を確認する―

当院では下記の臨床研究を実施しております。
この研究の対象者となることを希望されない場合は、下記の連絡先までお問い合わせください。

本研究の意義、目的
沖縄県における大腿骨近位部骨折の発生率は、2015年の報告によると男性全国1位、女性2位と報告されています。沖縄県における大腿骨近位部骨折の発生率がなぜ高いかを解明し、どのような予防対策が必要かを検討するために、2019年度から2023年度までの5年間における大腿骨近位部骨折患者の性別、年齢、骨折年月、左右どちらの部位か、骨折型 (頚部、転子部、転子下) 、対側骨折の有無、受傷場所 (屋内、屋外) 、受傷原因、治療法、入院期間について調査することになりました。
研究対象者
西暦2019年1月1日~西暦2023年12月31日の期間に沖縄県内で大腿骨近位部骨折を受傷した患者全員になります。
研究実施期間
西暦2021年5月1日~西暦2025年12月31日
使用する試料、情報等
カルテに記載された診療記録、検査結果 (画像など) 、リハビリテーション記録などを利用します。
情報の利用方法、個人情報の取扱い
日本整形外科学会 (日整会) では、本研究と全く同じ内容の調査を西暦1998年から行っています。これは日本全国における大腿骨近位部骨折の発生数を明らかにするための研究です。この日整会の調査で集められたデータのうち、沖縄県内で発生したデータ (当院で治療した患者を含む) のみを日整会から譲り受け、本研究の目的に利用します。
使用する情報は各病院から日整会に送付される時点で、個人を特定できる情報を削除する匿名化が行われています。このため、本研究で利用する際にも、個人が特定されることはありません。また、研究結果が学会等で発表される場合にも、個人が特定されることはありません。
研究対象者の利益、不利益
本研究は、診療で得られた情報を使用する研究であり、研究のための新たな診療や検査は生じません。また、研究対象者となった方への謝礼等もありません。
試料、情報の使用停止
本研究に関する質問や確認のご依頼は、下記へご連絡ください。
また、本研究の対象者またはその代理人より、診療情報の利用停止を求める旨のお申し出があった場合は、情報は削除し、研究に使用されることはありません。お申し出により、対象の方が不利益を被ることはありません

問い合わせ先

中頭病院 整形外科 担当医師 石原昌人
住所 : 〒904-2195 沖縄県沖縄市字登川610番地
Tel : 098-939-1300 Fax:098-934-5192