呼吸器内科

診療科紹介

呼吸器内科では呼吸器感染症【一般細菌性肺炎、異型肺炎、肺結核、非結核性抗酸菌症、肺真菌症 (アスペルギルス、クリプトコッカス、ニューシスチス肺炎)】、悪性腫瘍【肺癌、悪性胸膜中皮腫、縦隔腫瘍 (胸腺腫、胸腺癌、胚細胞腫瘍) 、転移性肺腫瘍】、びまん性肺疾患【突発性間質性肺炎、続発性間質性肺炎 (膠原病性 薬剤性肺障害 他)】、肉芽腫性疾患【サルコイドーシス、過敏性肺炎、塵肺】、気管支喘息、アレルギー性気管支肺アスペルギル症、慢性閉塞性肺疾患 (COPD)、睡眠時無呼吸症候群、ニコチン依存症など幅広い領域の呼吸器疾患を対象にする診療科です。

  • 呼吸器専門医3名 (呼吸器指導医: 3名、呼吸器内視鏡認定医: 1名)
  • 呼吸器内科専攻医3名

上記スタッフと専攻医にて診療を行なっています。
当院の理念の一つである「良質な医療を地域に提供」を実践するため最新の技術・機器を取り入れ日々自己研鑽を怠ることなく診療させていただいています。
また、すべての患者さんが納得した治療を受けていただけるように疾患や検査、治療について丁寧な説明を心がけています。

取り扱うおもな疾患と治療方法

肺がん診療

近年その治療の進歩が著しい肺癌の診療には、呼吸器外科チームとともに呼吸器センターとして力を入れています。また、当院で放射線治療が可能となった現在、複数診療科 (呼吸器内科、呼吸器外科、放射線治療科 (診断部・治療部)、腫瘍内科) で毎週金曜日にキャンサーボードを行なっています。そこで治療方針を十分に話し合い、化学放射線療法も積極的に行なっています。
平成24年から超音波内視鏡 (EBUS TBNA) を取り入れ、縦隔のリンパ節に対する内科的診断率を高め、平成26年から末梢の小結節に対してもエコープローブ (EBUS GS) を用いて確定診断率向上に努めています。

これらの検査方法の進歩を取り入れ確実にがん組織を十分量採取することは、現代の肺癌治療において、さらに重要となっています。肺癌の治療は組織型や遺伝子的特徴 (EGFR,ALK,ROS-1,BRAF,MET,RETなど) の精査により個別化治療を実践しています。この数年で臨床現場に導入された真の意味での免疫治療 (免疫チェックポイント阻害剤治療) も多くの症例で治療実績があります。現在は適応患者さんには免疫治療とこれまでの抗がん剤の併用が行われ、進行期肺癌の治療がより明るいものになりつつあります。当院による治療成績も全国的データと遜色ない結果を得ており、呼吸器学会総会や肺癌学会総会にて報告しています。

医師紹介

下地 勉
中頭病院院長
下地 勉
専門
呼吸器内科(気管支鏡)
一般内科
資格

日本内科学会総合内科専門医/認定内科医
日本呼吸器学会指導医/専門医
医学博士

伊志嶺 朝彦
中頭病院副院長
伊志嶺 朝彦
専門
呼吸器内科
感染症
一般内科
資格

日本内科学会総合内科専門医/認定内科医
日本呼吸器学会指導医/専門医
医学博士
日本化学療法学会評議員

玉城 和則
呼吸器内科部長
玉城 和則
専門
呼吸器内科
一般内科
資格

日本呼吸器学会専門医
日本呼吸器内視鏡学会気管支鏡専門医

福里 夏海
専門
呼吸器内科
一般内科
資格

日本内科学会認定内科医

村山 義明
専門
呼吸器内科
集中治療医学
資格

日本内科学会総合内科専門医/認定内科医

永江 梨早
専門
呼吸器内科
一般内科
長谷川 知彦
専門
一般内科