放射線科

放射線治療部

放射線治療部は、新病院移転に伴い2017年3月末に治療を開始しました。

基本方針

1. キャンサー・ボード

乳腺、肺、頭頸部、リンパ腫、泌尿器など疾患領域毎に、外科や内科等を含めた合議により、放射線治療の適応を個別に検討し、協働して診療を行う

2. 品質管理

高精度放射線治療 (強度変調・画像誘導放射線治療、定位放射線治療) の品質管理を放射線治療専門医、医学物理士、放射線治療専任技師らによって綿密に行う

3. 多職種介入による毒性管理

看護師、薬剤師、栄養士、歯科衛生士、臨床心理士、社会福祉士などの多職種コメディカルと治療開始前から連携し、強度の強い頭頸部や肺などの根治的化学放射線療法などにおける栄養・疼痛・感染管理や療養環境の維持・改善を円滑に行う

4. 短期緩和的放射線治療

高精度放射線治療を駆使して、遠隔地からの通院が多い沖縄県の特性に合わせた短期間 (週1~2回、計1~5回) の治療を積極的に行う (多標的同時脳定位照射、脊髄打ち抜き脊椎定位照射など)

当院の治療機器はVarian社製True BeamⓇで、6軸可動寝台 (Perfect PitchⓇ) により治療のセットアップ精度を数ミリ (脳、骨では1ミリ) 以内に再現できるため、従来に比べてさらに高精度に病変に放射線を集中させることができます。

取り扱うおもな疾患と治療方法

乳癌

従来の標準的術後照射に加え、内胸・鎖骨上・腋窩リンパ節を必要に応じてVMAT (volumetric-modulated arc therapy, 強度変調回転放射線治療) を用いて均一に照射し、肺や心臓への影響を軽減しています。

肺癌

早期肺癌の約80%で、定位照射による腫瘍の消失が得られています。またリンパ節転移のある進行非小細胞肺癌では、化学療法と放射線治療の同時併用後に免疫チェックポイント阻害剤を用いた方法 (Pacific Regimen) を積極的に用い、世界標準にほぼ匹敵した生存率が現時点では得られています。これらの治療が可能かどうかは、キャンサー・ボード等で慎重に判断されます。

頭頸部癌 (特に喉頭温存治療)

あらゆるがん治療の中でも毒性の強いもののひとつである頭頸部癌の化学放射線治療では、経験豊富なスタッフの多職種介入により安全な完遂を目指しています。切除不能あるいは喉頭全摘を要する局所進行頭頸部癌のうち、2年以上経過観察した20例での治療完遂率100%、2年生存率85%、2年頭頸部無再発率89%の成績が得られています。一人でも多くの声を失う手術を要する方々の喉頭温存を目指しています。しかし臓器機能やその他基礎疾患の状態によっては、化学放射線治療の対象とならない場合もありますので、ご相談下さい。

脳転移

全脳照射は脳内再発率の低下に寄与しますが、数ヶ月後に認知機能低下が生じ得ます。これは海馬保護によって軽減できることが示されています。定位照射は、画像上見えている転移巣の長期制御がより期待できる方法です。評価可能例での奏効率 (がんの縮小が得られた割合) は約8割です。2~4個の多発転移では、これらに対して10分程度で同時に定位照射が行えます。また県内で初めて導入されたHyperArcⓇによって、同時多標的定位照射がさらに短時間で行えるようになりました。
当科では定位照射±海馬保護全脳照射を脳転移治療の基本方針としていますが、がんや全身の状態等に応じて個別に選択されます。

脳転移に対する多標的同時定位照射
脳転移に対する多標的同時定位照射
脳転移に対する海馬保護全脳+同時多標的ブースト照射
脳転移に対する海馬保護全脳+同時多標的ブースト照射

脊椎転移・骨転移

1~5回 (週1~3回/1~2週) の定位放射線治療によって、これらによる癌性疼痛の症状緩和率は約80%、脊髄麻痺の評価可能例での改善率は約56%です。麻痺出現から遅くとも48時間 (可能なら24時間) 以内に治療を開始することで、麻痺の改善率はさらに高くなるとされています。

脊椎転移に対する脊髄打ち抜き脊椎定位照射
脊椎転移に対する脊髄打ち抜き脊椎定位照射
脊椎転移に対する脊髄打ち抜き脊椎定位照射

その他のがん

過去の疾患部位別患者数、治療件数、緩和治療の内容を表に示します。下部直腸進行癌に対する術前化学放射線療法、前立腺癌に対する放射線治療では全例で、また様々ながんに伴う症状の緩和などにもその8割以上でVMATを用いて、有害事象 (副作用) が少なく、なるべく短期間での治療を行っています。

すべての治療において、事前に外科、内科、放射線治療医と患者・家族の皆様とのあいだで、治療の選択肢や内容について十分な説明と合意 (informed consent, IC) を得ることは非常に重要です。当院ではICを重視しており、また初診時からの多科協同・多職種介入で、個別に最適な療養環境が得られるようにつとめています。

実績

原発部位別新規患者数
年 (1~12月) 2017 2018 2019 2020 2021 2022
92 104 121 144 155 126 742 44.8%
肺・胸腺 25 44 45 61 55 58 288 17.4%
前立腺 31 20 33 50 41 36 211 12.7%
消化管 (食道除く) 13 18 24 20 28 26 129 7.8%
頭頸部 9 14 14 12 14 14 77 4.6%
血液・リンパ腫 7 11 14 8 10 25 75 4.5%
食道 4 8 5 9 7 5 38 2.3%
肝胆膵 0 8 10 4 5 6 33 2.0%
泌尿器 (前立腺以外) 1 4 1 4 5 9 24 1.4%
1 3 4 0 3 2 13 0.8%
婦人科 0 1 2 4 0 0 7 0.4%
0 0 1 1 1 1 4 0.2%
その他 2 2 1 3 1 6 15 0.9%
185 237 275 320 325 314 1656 100.0%

発表業績

演題名 発表者 学会
多発転移性脳腫瘍に対する海馬保護・同時ブースト全脳照射法の検討 河島光彦、峰村健一、中村基子、伊藝和樹、佐加伊智也、諸見里秀和 沖縄県医師会医学会総会 2018
上咽頭癌に対する強度変調放射線治療の初期経験 河島光彦 全田貞幹 荒平聡子 秋元哲夫 田原信 林隆一 日本頭頸部癌学会 2012
膵癌治癒切除例における術中放射線治療の無作為比較試験 河島光彦、西村哲夫、不破信和、楮本智子、和田仁、山本道法、大泉幸雄、片野進、水野正一、木下平 日本放射線腫瘍学会 2010
切除不能肝細胞癌に対する陽子線治療の遡及的検討 河島光彦、荒平聡子、全田貞幹、仲地耕平、池田公史、小西大、荻野尚、木下平 日本癌治療学会 2010
切除可能下咽頭癌に対する後期加速分割化学放射線療法の第II相試験 河島光彦, 林隆一, 田原信, 荒平聡子, 全田貞幹, 荻野尚 日本頭頸部癌学会 2010
Chemotherapy-enhanced accelerated radiotherapy for intermediate-volume hypopharyngeal cancer. Kawashima M, Hayashi R, Tahara M, Ogino T ASCO (general poster) 2010
肝細胞癌に対する陽子線治療の遡及的検討 河島光彦、河野良介、西尾禎治、荒平聡子、全田貞幹、荻野尚 日本放射線腫瘍学会 2009
化学放射線療法 (食道、子宮頸部、頭頸部、肺 ) 頭頸部がん 河島光彦 日本癌治療学会シンポジウム 2009
強度変調放射線治療(IMRT)の中長期成績 当院における頭頸部IMRTの初期経験 河島光彦, 林隆一, 田原信, 荒平聡子, 全田貞幹, 荻野尚 日本頭頸部癌学会シンポジウム 2009
鼻副鼻腔悪性腫瘍の治療法選択における論点 放射線治療の立場から 河島光彦 日本鼻科学会総会シンポジウム 2008
切除不能中下咽頭喉頭扁平上皮癌に対するプラチナ同時併用化学放射線療法の検討 河島光彦, 林隆一, 田原信, 荒平聡子, 清田尚臣, 全田貞幹, 荻野尚 日本頭頸部癌学会 2008
Chemoradiotherapy for Head and Neck Cancer; Current Status and Japanese Perspectives Mitsuhiko Kawashima THE 21ST INTERNATIONAL SYMPOSIUM. Modern Radiation Oncology: Innovative Technologies and Translational Research. FOUNDATION FOR PROMOTION OF CANCER RESEARCH 2008
下咽頭癌の治療法の選択 手術か放射線・化学療法か 切除可能下咽頭癌に対する化学放射線治療の検討 河島光彦, 林隆一, 田原信 日本頭頸部癌学会シンポジウム 2007
下咽頭癌に対する放射線治療の遡及的検討 : 加速多分割照射の有用性について 河島光彦、林隆一、田原信、山崎光男、宮崎真和、鵜久森徹、荒平聡子、三梨桂子、清田尚臣、全田貞幹、櫻庭実、荻野尚 日本放射線腫瘍学会 2006
上顎洞扁平上皮癌に対する集学的治療の検討 河島光彦, 林隆一, 西村英輝, 二瓶圭二, 荒平聡子, 小野澤正勝, 荻野尚 日本放射線腫瘍学会要望演題 2005
頭頸部扁平上皮癌に対する化学放射線療法における効果判定時期に関する検討 河島光彦, 田原信, 林隆一, 荻野尚, 西村英輝, 桜庭実, 山崎光男, 宮崎眞和, 荒平聡子 日本頭頸部癌学会 2005
A phase II trial of radiotherapy for patients 80 years of age or older with squamous cell carcinoma of the thoracic esophagus Kawashima M, Kagami Y, Oguchi M, Ikeda H, Japan Radiation Oncology Group (JAROG) ASCO (poster discussion) 2005
When Should We Evaluate Tumor Response for Expecting Tumor Cure in Chemoradiotherapy for Head and Neck Cancer? Kawashima M, Tahara M, Hayashi R, Nishimura H, Arahira S, Onozawa M, Ogino T ASTRO (poster) 2005
上咽頭癌放射線治療例に対する併用化学療法の多施設調査 河島光彦, 不破信和, 明神美弥子, 中村和正, 戸板孝文, 西條茂, 林靖之, 大西洋, 鹿間直人 日本放射線腫瘍学会 2004
梨状陥凹癌に対する後期加速多分割・化学療法同時併用放射線治療の初期経験 河島光彦, 林隆一, 田原信, 荻野尚, 木股敬裕, 南博信, 桜庭実, 向井博文, 河田健司, 西村英輝 日本頭頸部癌学会 2004
80歳以上の胸部食道扁平上皮癌に対する放射線単独治療の第II相試験(JROG9801)(第2報) 河島光彦, 加賀美芳和, 池田恢, 日本医学放射線学会 2004
A phase II study of radiotherapy employing proton beam for hepatocellular carcinoma Kawashima M, Furse J, Nishio T, Konishi M, Ishii H, Kinoshita T, Nagase M, Nihei K, Ogino T ASCO (poster discussion) 2004
遠隔転移に対する診断と治療 上咽頭癌放射線治療例における補助化学療法の遠隔転移予防効果に関する検討 河島光彦, 加賀美芳和, 田原信, 林隆一, 荻野尚, 二瓶圭二, 石倉聡, 池田恢 日本頭頸部癌学会シンポジウム 2003
肝細胞がんに対する陽子線治療の早期第II相試験 河島光彦, 荻野尚, 西尾貞治, 石倉聡, 二瓶圭二, 西村英輝 日本放射線腫瘍学会 2003
80歳以上の胸部食道扁平上皮癌に対する多施設共同放射線治療第II相試験(第1報) 河島光彦, 加賀美芳和, 池田恢 日本医学放射線学会 2003
頭頸部扁平上皮癌に対するCDDP,5FU同時併用放射線治療の検討 河島光彦, 荻野尚, 石倉聡, 二瓶圭二, 池田恢 日本医学放射線学会 2002
梨状陥凹癌に対する手術および放射線治療成績の比較 河島光彦、林隆一、加賀美芳和、荻野尚、二瓶圭二、石倉聡、池田恢 日本放射線腫瘍学会 2002
A retrospective analysis of radiotherapy and surgery for squamous cell carcinoma of the pyriform sinus. Kawashima M, Li SL, Ogino T, Kagami Y, Ishikura S, Nihei K, Ito Y, Ikeda H. ASTRO (poster) 2002
下咽頭・喉頭癌に対する後期多分割,化学療法併用放射線治療の初期経験 河島光彦, 藤井博文, 林隆一, 二瓶圭二, 伊藤芳紀, 石倉聡, 荻野尚, 池田恢 日本頭頸部癌学会 2001
局所進行膵癌に対する術中+術後照射の検討 河島光彦, 荻野尚, 二瓶圭二, 石倉聡, 池田恢 日本放射線腫瘍学会 2001
上咽頭癌に対する放射線治療の遡及的検討 河島光彦, 荻野尚, 石倉聡, 二瓶圭二, 伊藤芳紀, 池田恢 日本医学放射線学会 2001
上顎洞癌に対する手術+放射線併用療法の検討 河島光彦, 荻野尚, 林隆一, 斉川雅久, 羽田達正, 崎浜教之, 朝陰孝弘, 海老原充, 石倉聡, 二瓶圭二, 池田恢, 海老原敏 日本頭頸部癌学会 2000
放射線治療における臨床試験の経験 河島光彦 日本放射線腫瘍学会シンポジウム 2000
上顎洞原発扁平上皮癌の治療成績 河島光彦, 荻野尚, 石倉聡, 二瓶圭二, 伊藤芳紀, 池田恢 日本医学放射線学会 2000
A Retrospective Analysis of Radiotherapy for Nasopharyngeal Cancer Kawashima M, Li SL, Ogino T, Kagami Y, Ishikura S, Nihei K, Ito Y, Ikeda H. RSNA 2000

論文業績

  1. Kawashima M, et al. Locoregional control after intensity-modulated radiotherapy for nasopharyngeal carcinoma with an anatomy-based target definition. Jpn J Clin Oncol. 43:1218-1225, 2013.
  2. Kawashima M, et al. Prospective trial of chemotherapy-enhanced accelerated radiotherapy for larynx preservation in patients with intermediate volume hypopharyngeal cancer. Head Neck. 34: 1363-1368, 2012.
  3. Kawashima M, et al. Dose-volume histogram analysis of the safety of proton beam therapy for unresectable hepatocellular carcinoma. Int J Radiat Oncol Biol Phys 79: 1479-1486, 2011.
  4. Kawashima M, et al. Accelerated radiotherapy and larynx preservation in favorable-risk patients with T2 or worse hypopharyngeal cancer. Jpn J Clin Oncol 37: 345-352, 2007.
  5. Kawashima M, et al. Influence of delayed tumor clearance on reliability of complete response rate in chemoradiotherapy for head and neck cancer. Jpn J Clin Oncol 37: 559-567, 2007.
  6. Kawashima M, et al. Prospective trial of radiotherapy for patients 80 years of age or older with squamous cell carcinoma of the thoracic esophagus. Int J Radiat Oncol Biol Phys 64: 1112-1121, 2006.
  7. Kawashima M, et al. Phase II study of radiotherapy employing proton beam for hepatocellular carcinoma. J Clin Oncol 23: 1839-1846, 2005.
  8. Kawashima M, et al. A Multi-institutional Survey of the Effectiveness of Chemotherapy Combined with Radiotherapy for Patients with Nasopharyngeal Carcinoma. Jpn J Clin Oncol 34: 569-583, 2004.
  9. Kawashima M. Review Article, Chemoradiotherapy for head and neck cancer: current status and perspectives. Int J Clin Oncol 9:421-434, 2004.
  10. Kawashima M, et al. Influence of postsurgical residual tumor volume on local control in radiotherapy for maxillary sinus cancer. Jpn J Clin Oncol 31: 195-202, 2001.
  11. Kawashima M, et al. Local-regional control by conventional radiotherapy according to tumor volume in patients with squamous cell carcinoma of the pharyngolarynx. Jpn J Clin Oncol. 29: 467-473, 1999.
  12. Kawashima M, et al. Multi-institutional survey of radiotherapy for octogenarian squamous cell carcinoma of the thoracic esophagus: comparison with the results of surgery reported from Japan. Nippon Igaku Hoshasen Gakkai Zasshi (Nippon Acta Radiologica) 59: 72-78, 1999.
  13. Kawashima M, et al. Clinical Features of Esophageal Cancer in the Octogenarian Treated by Definitive Radiotherapy: a Multi-institutional Retrospective Survey. Jpn J Clin Oncol 28: 301-307, 1998.
  14. Kawashima M, et al. Radiotherapy for hepatocellular carcinoma: regarding solitary tumor on radiographic examinations. Jpn J Ther Radiol Oncol (Nippon Houshasen Shuyou Gakkai Zasshi) 9: 177-186, 1997.
  15. 河島光彦, 他. 生涯教育―多発性脳転移に対する海馬保護・同時ブースト (Hippocampus-Avoiding Simultaneous Integrated Boost, HA-SIB) 全脳照射法の検討 沖縄県医師会報 55: 661-663, 2019.
  16. 河島光彦. 特集.肝癌―治療計画・支援のための画像診断.肝細胞癌の術前画像診断.粒子線治療のための画像診断.肝胆膵画像14 : 233-236,2012.
  17. 河島光彦. 集学的治療の基本的な考え方・放射線治療 JOHNS 24 (4) 特集・頭頸部癌における集学的治療. 541-544, 2011.
  18. 河島光彦. 特集1.放射線治療最前線2011、頭頸部. 映像情報メディカル 43: 940-943, 2011.
  19. 河島光彦、他. 頭頸部腫瘍に対するIMRTの現況と問題点. RadFan 8: 46-48, 2010.
  20. 河島光彦. 各論2、頭頸部がん、放射線治療. 佐藤隆美、藤原康弘、古瀬純司、大山優、編、What's New in Oncology がん治療エッセンシャルガイド pp161-168. 2009.
  21. 河島光彦. 頭頸部の診断と治療Update、【放射線治療】2.各論、下咽頭. 臨床放射線 53: 1634-1644, 2008.
  22. 河島光彦. What's going on: 局所進行頭頸部扁平上皮癌に対する多剤同時併用化学放射線治療 : 単施設での長期成績 (解説) Mebio Oncology. 4: 98-101, 2007.
  23. 河島光彦. 治療談話会記録 : 頭頸部癌の最新治療-放射線治療がやらねばならないこと、やってはならないこと- 臨床放射線 52: 1181-1182, 2007.
  24. 河島光彦. 限局性肝癌の治療選択-放射線治療の役割について-. 胆と膵 28臨時増刊特大号 : 705-711, 2007.
  25. 河島光彦、他. 2.B.7.手術拒否III~IV期喉頭癌の放射線治療と治療予後について教えてください.澁谷均、笹井啓資、小久保雅樹、編、放射線治療―専門医にきく最新の臨床― (中外医学社) . pp111-113,2004.
  26. 河島光彦. 上咽頭癌に対する放射線治療例における補助化学療法に関する検討. 頭頸部腫瘍 29: 473-479, 2003.
  27. 河島光彦. II 臓器別にみた進行がんの治療 8.B. 咽頭がん. ターミナルケア編集委員会 編、緩和ケアのための臨床腫瘍学.13 Suppl (ターミナルケア10月増刊号): 139-145, 2003.
  28. 河島光彦 II. 各種頭頸部腫瘍における治療方針の決定 4. 上顎癌―放射線科の立場から― 池田勝久、加我君孝、岸本誠司、久保武 編、耳鼻咽喉科診療プラクティス (文光堂) 4. 頭頸部腫瘍治療におけるDecision Making. pp74-76, 2001.
  29. 河島光彦、他. 放射線治療による口腔・咽頭の粘膜炎とその対策. JOHNS 16: 865-869, 2000.
  30. 河島光彦. 放射線治療における臨床試験のあり方. 新医療 26: 58-60, 1999.
  31. 河島光彦. 放射線治療の現況. 綜合臨牀 47: 1036-1041, 1998.
  32. 河島光彦、他. 肝細胞癌に対する陽子線治療―その方向性に関する考察―. 癌の臨床 43 : 447-453, 1997.
  33. 河島光彦、他 (訳) 第3章 放射線治療. 阿部薫、大倉久直、吉森正喜 監訳、臨床腫瘍学マニュアル. メディカルサイエンスインターナショナル. pp26-31, 1997.
  34. 河島光彦、他. 分光測色計による皮膚反応の定量化に関する検討―陽子線照射による急性期皮膚反応について―. 日本放射線腫瘍学会雑誌 6: 159-168, 1994.
  35. Ooishi M, Kawashima M. et al. Patterns of failure after postoperative intensity-modulated radiotherapy for locally advanced and recurrent head and neck cancer. Jpn J Clin Oncol. 46: 919-927, 2016.
  36. Motegi A, Kawashima M, et al. Accelerated radiotherapy for T1 to T2 glottic cancer. Head Neck. 37: 579-584, 2015.
  37. Motegi K, Kawashima M, et al. Evaluating positional accuracy using megavoltage cone-beam computed tomography for IMRT with head-and-neck cancer. J Radiat Res. 55: 568-574, 2014.
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  39. Kohno R, Kawashima M, et al. In vivo proton dosimetry using a MOSFET detector in an anthropomorphic phantom with tissue inhomogeneity. J Appl Clin Med Phys 13: 3699, 2012.
  40. Tahara M, Kawashima M, et al. Phase I trial of combination chemotherapy with docetaxel, cisplatin and S-1 (TPS) in patients with locally advanced or recurrent/metastatic head and neck cancer. Ann Oncol 22: 175-180, 2011.
  41. Tahara M, Kawashima M, et al. Phase I Trial of Chemoradiotherapy With the Combination of S-1 plus Cisplatin for Patients With Unresectable Locally Advanced Squamous Cell Carcinoma of the Head and Neck. Cancer Science. 102: 419-424, 2011.
  42. Daiko H, Kawashima M, et al. A Pilot Study of Post-operative Radiotherapy with Concurrent Chemotherapy for High-risk Squamous Cell Carcinoma of the Cervical Esophagus. Jpn J Clin Oncol 41: 508-513, 2011.
  43. Sasaki R, Kawashima M, et al. Multi-institutional Analysis of Solitary Extramedullary Plasmacytoma of the Head and Neck Treated With Curative Radiotherapy. Int J Radiat Oncol Biol Phys 82:626-634, 2012.
  44. Kohno R, Kawashima M, et al. Proton dose distribution measurements using a MOSFET detector with a simple dose-weighted correction method for LET effects. J Appl Clin Med Phys. 12: 326-337, 2011.
  45. Nakachi K, Kawashima M, et al. A phase II study of induction chemotherapy with gemcitabineplus S-1 followed by chemoradiotherapy for locally advanced pancreatic cancer. Cancer Chemother Pharmacol 66: 527-534, 2010.
  46. Kohno R, Kawashima M, et al. Evaluation of the usefulness of a MOSFET detector in an anthropomorphic phantom for 6-MV photon beam. Radiol Phys Technol. 3: 104-112, 2010.
  47. Matsuura T, Kawashima M, et al. Apparent absence of a proton beam dose rate effect and possible differences in RBE between Bragg peak and plateau. Med Phys 37: 5376-5381, 2010.
  48. Zenda S, Kawashima M, et al. Proton Beam Therapy as a Nonsurgical Approach to Mucosal Melanoma of the Head and Neck: A Pilot Study. Int J Radiat Oncol Biol Phys 81: 135-139, 2011.
  49. Zenda S, Kawashima M, et al. Proton Beam Therapy for Unresectable Malignancies of the Nasal Cavity and Paranasal Sinuses. Int J Radiat Oncol Biol Phys. 81: 1473-1478, 2011.
  50. Kiyota N, Kawashima M, et al. Nonplatinum-based chemotherapy with irinotecan plus docetaxel for advanced or metastatic olfactory neuroblastoma: a retrospective analysis of 12 cases. Cancer 112: 885-891, 2008.
  51. Kohno R, Kawashima M, et al. Dosimetric evaluation of a MOSFET detector for clinical application in photon therapy. Radiol Phys Technol 1: 55-61, 2008.
  52. Ikeda M, Kawashima M, et al. A phase I trial of S-1 with concorrent radiotherapy for locally advanced pancreatic cancer. Brit J Cancer 96: 1650-1655, 2007.
  53. Furuse J, Kawashima M, et al. A phase I study of hypofractionated radiotherapy followed by systemic chemotherapy with full-dose gemcitabine in patients with unresectable locally advanced pancreatic cancer. Hepatogastroenterology 54: 1575-1578, 2007.
  54. Nishimura H, Kawashima M, et al. Proton-beam therapy for olfactory neuroblastoma. Int J Radiat Oncol Biol Phys 68; 758-762, 2007.
  55. Zenda S, Kawashima M, et al. Feasibility study of single agent Cisplatin and concurrent radiotherapy in Japanese patients with squamous cell carcinoma of the head and neck: preliminary results. Jpn J Clin Oncol 37: 725-729, 2007.
  56. Mitsunaga S, Kawashima M, et al. Extrahepatic portal vein occlusion without recurrence after pancreaticoduodenectomy and intraoperative radiation therapy. Int J Radiat Oncol Biol Phys 64: 730-735, 2006.
  57. Nakamura K, Kawashima M, et al. Multi-institutional analysis of early squamous cell carcinoma of the hypopharynx treated with radical radiotherapy. Int J Radiat Oncol Biol Phys 65: 1045-1050, 2006.
  58. Kohno R, Kawashima M, et al. Experimental evaluation of a MOSFET dosimeter for proton dose measurements. Phys Med Biol 51: 6077-6086, 2006.
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  60. Furuse J, Kawashima M, et al. Adverse hepatic events caused by radiotherapy for advanced hepatocellular carcinoma. J Gastroenterol Hepatol 20: 1512-1518, 2005.
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医師紹介

河島 光彦
放射線科部長
河島 光彦
専門
放射線腫瘍学
資格

日本医学放射線学会・日本放射線腫瘍学会(共同認定)放射線治療専門医
日本専門医機構放射線科専門医
医学博士

上地 栄輝
専門
放射線科診断学