呼吸器疾患について常に最新の知見を update しながら、患者さんに優しい医療を心がけています。診断、治療方針の決定などについても、呼吸器内科医全体でのカンファレンスを持ち、互いの知恵を持ち寄り、患者さん一人ひとりにあった医療を提供したいと考えています。
全ての患者さんが納得した治療を受けていただけるように、疾患や検査・治療について丁寧な説明を心がけています。
全ての患者さんが納得した治療を受けていただけるように、疾患や検査・治療について丁寧な説明を心がけています。
チーム医療
近年その治療の進歩が著しい肺がんの診療には、呼吸器外科チームとともに呼吸器センターとして一段と力を入れています。また、がん治療については、複数診療科(呼吸器内科・呼吸器外科・放射線科・血液腫瘍内科)で毎週金曜日にキャンサーボードを行なっています。そこで治療方針を十分に話し合い、化学放射線療法も積極的に行なっています。
気管支鏡検査(BS/EBUS-GS/EBUS-TBNA)は、例年350件前後実施しており、これらの検査方法の進歩を取り入れ、確実にがん組織を十分採取することは、現代の肺がん治療においてさらに重要となっています。
肺がんの治療は組織型や遺伝子的特徴(EGFR、ALK、ROS-1、BRAF)の精査により個別化治療を実践しています。この数年で臨床現場に導入された真の意味での免疫治療(免疫チェックポイント阻害剤治療)も多くの症例での実績を積んでいます。
今後は、免疫治療とこれまでの抗がん剤の併用し進行期肺がんの治療がより明るいものになりつつあります。
その他、気管支喘息、COPD、睡眠時無呼吸症候群についても、学会や研究会へ報告し学術面でも力を入れています。
取り扱う疾患について
- ✓ 呼吸器感染症
- 一般細菌性肺炎、異型肺炎、肺結核、非結核性抗酸菌症、
肺真菌症(アスペルギルス・クリプトコッカス・ニューモシスチス肺炎) - ✓ 悪性腫瘍
- 肺癌、悪性胸膜中皮腫、縦隔腫瘍(胸腺腫・胸腺癌・胚細胞腫瘍)、転移性肺腫瘍
- ✓ びまん性肺疾患
- 特発性間質性肺炎、持続性間質性肺炎(膠原病性、ほか)
- ✓ 薬剤性肺障害
- ✓ 肉芽腫性疾患
- サルコイドーシス、過敏性肺炎、塵肺(じんぱい)
- ✓ 気管支喘息、アレルギー性気管支肺アスペルギル症
- ✓ 慢性閉塞性肺疾患(COPD)
- ✓ 睡眠時無呼吸症候群
- ✓ 禁煙外来