明けましておめでとうございます。早いもので新しい時代令和も5年目を迎えることとなりました。
さて昨年は中頭病院40周年という節目の年でした。1982年、沖縄市知花で100床から開業し、1991 年、開設時の目標である326床に達しました。2003年からは24時間救急医療を開始し利用者の利便性は格段に向上しました。一方で中部地区の人口増加もあり慢性的な病床不足が大きな課題となります。その後沖縄県との話し合いを経て、現在355床の急性期病院として地域に医療提供を行っております。2016年には沖縄市登川に新築移転し良質な高度急性期医療の提供に努めております。
この3年ほどは新型コロナウイルス感染症への対応に医療資源を向けることになり、通常医療との共存に苦慮する日々です。今後、社会経済活動は大きな制限を設けないという方針が示されており医療現場では通常診療とどのように折り合いをつけるかが大きな課題となりそうです。
感染症に対応しながら、検査や手術などを継続するには利用者と職員のご理解ご協力が必要です。今年も変わらぬご支援よろしくお願い申し上げます。
令和5年1月
中頭病院 院長 下地 勉