乳がんの症状・特徴
乳がんの症状には、しこりがある、乳首から血が出る、乳房が腫れたり赤くなってくる、皮膚や乳首がへこんだり変形してくる、などがありますが、症状には個人差があります。もし何か症状に気がつかれた場合には、乳腺専門の病院を早めに受診されることをお勧めします。
また全く症状のない方も多いので、注意が必要です。そういった癌は検診でしか見つからないため、検診を継続して受けていただくことが重要になってきます。
乳がんは、年齢が上がるにつれて増加することが多い他の癌とは違って若いうちからかかることが特徴です(グラフ)。30歳からかかる人が増加してきて、40代後半にかかる人が最も多くなっています。また、80代以上でもかかる人はいます。20歳からは月に一度の自己検診をしていただき、40歳からは1〜2年に1回の乳がん検診を受けていただくことをお勧めします。
検診の普及や治療の発達により、乳癌と診断された患者さんが10年後も生きている確率は約25%(60年前)から約80%と飛躍的に向上しています。早めに発見し適切な治療ができれば怖い病気ではなくなってきていますので、早く見つけることがとても重要です。