診療科のご案内
生まれた時から、
もしくは何らかの理由で、
乳房や乳頭などに
いろいろな変形が起きることがあります
変形の種類により、その治療法も異なります。
【ポーランド症候群】
先天性の変形で、乳房や時にその下の大胸筋や肋骨なども欠損することがあります。そのため、左右非対称な大きさになってしまいます。治療は、豊胸術を行い、対象な大きさとするのが主流です。
【女性化乳房】
男性の乳房が、ホルモンバランスの乱れや、薬の副作用により、増大してしまう異常です。内科的にホルモンバランスを整えるのが第一選択ですが、変形が残る場合は手術が有効です。
【乳頭肥大・陥没乳頭】
手術療法が有効です。陥没乳頭には、吸陰圧を利用した、手術を行わない治療法もありまが、重度のものや、他の治療により効果がみられないものは、手術が適応となります。
そのほかに、胸のかたちを変形させる大きな原因として、乳癌の術後で片側の乳房を切除されたためにおこる変形があります。これに関しては、大きく2通りの治療法(人工物を用いる方法と自己組織を移植する方法)があり、それぞれに特徴があり、個人差も大きいため、直接医師にお問い合せ下さい。