診療支援室 (臨床研修部)

1.診療支援室とは?

2008 (平成20) 年、診療報酬改定にて新設された「医師事務作業補助者」7名で導入し、現在総21名で診療支援・学術支援・がん登録にて医師の事務作業負担軽減および医療の質向上に資する事務作業を担っています。

医師事務作業補助者・沿革
診療支援室は、医師の強力なサポーター (医師事務作業補助者) !!

“患者さんの診療に最大限に専念できるように医師をサポートする”それが医師事務作業補助者です。医師の業務は、外来患者さんの診察や入院患者さんの病棟回診、病気やけがをした患者さんへの手術などですが、それらを行うための事務作業は膨大です。診療支援室はその間接業務を代行し、求められる診療業務に医師が専念できるようサポートしています。その業務を行うスタッフは医師事務作業補助者と言います。実際の現場ではメディカルクラークなどと呼ばれたりしますが、当院では「DA (ディーエー : doctor’s assistant) 」と呼んでいます。

2.どのような業務を行なっていますか?

診療支援室の仕事はグループごとに大きく以下の業務を行なっています。

診療支援室の仕事内容
診療支援室 イメージ
診療支援グループ
  • 書類代行作成
  • 心臓血管外科コーディネーター (JACVSD登録)
  • 新任医師オーダー電子カルテ操作補助
  • 血管外科 (外来・手術補助)
  • 泌尿器科 (外来補助)
  • 循環器内科 (外来補助)
  • 検査・手術同意書作成
  • 手術画像取込み
  • 感染管理委員会業務
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学術支援グループ
  • 学会支援
  • 学会アンケート調査関連
  • 診療データ整理 (情報部連携)
  • カンファレンス補助
  • スプリングセミナー事務局 (呼吸器外科)
  • サマーセミナー事務局 (肝胆膵外科)
  • 乳癌講演会事務局 (乳腺科)
  • 日本消化器病学会九州支部事務局 (消化器内科)
学術支援グループ イメージ
手術症例登録
  • NCD登録 (National Clinical Database)
  • NCD-JACVSD登録 (Japan Adult Cardiovascular Surgery Database)
  • NCD-CVIT登録
    (Japanese Association of Cardiovascular Intervention and Therapeutics)
  • 日本形成外科学会JSPS-CDB (Japan Society of Plastic Surgery Clinical Database)
  • 日本産科婦人科内視鏡学会JOE-D
    (Japan Society of Gynecologic and Obstetric Endoscopy and Minimally Invasive Therapy Database)
がん登録グループ
  • 院内がん登録
  • 地域がん登録
  • 臓器がん登録
  • 研究関連
がん登録グループ イメージ

3.学会・投稿論文/資格取得状況

発表
「医師事務作業補助者による内分泌代謝内科への取り組み」
日本糖尿病学会九州地方会 福岡県 2015年11月 池宮理恵
「医師事務作業補助者による癌臨床試験支援について」
日本癌治療学会 神奈川県 2014年8月 山城かおり
「地域支援病院における血管外科医師事務作業補助者の取り組み」
全日本病院学会 埼玉県 2013年11月 大城咲乃
「部位担当制によるデータ一元化に向けての当院の取り組み」
診療情報管理学会 茨城県 2013年9月 金子愛海
「急性期民間病院における医師事務作業補助者による乳がん臨床試験の支援について」
日本乳癌学会 静岡県 2013年6月 當眞葉子
「当院における医師事務作業補助の取り組みについて」
全日本病院学会 東京都 2008年11月 池宮理恵
投稿論文
「ドクターズ・アシスタントの仕事?アンケート調査からサポート体制を構築する?」
『医事業務』2009年5月15日号 P.21-25 池宮理恵
資格取得状況
  • 医師事務作業補助者技能認定試験 (ドクターズクラーク) ・・・9人
  • 診療情報管理士・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3人
  • 院内がん登録実務初級者・・・・・・・・・・・・・・・・・・5人
  • 院内がん登録実務中級者・・・・・・・・・・・・・・・・・・1人
  • データマネージャー・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4人
  • 診療報酬請求事務能力認定試験・・・・・・・・・・・・・・・1人

4.医師事務作業補助者に求められる “人材像”

医師事務作業補助者は、医療・医学の知識やパソコン操作の技術などはもちろん大切ですが、それ以上に表に示したような能力や姿勢がとても重要になります。医師やその他の職員と接する機会が非常に多く、医師事務作業補助者は“サポーター”として質の高い医療サービスの提供を支える役割を担っています。

医師事務作業補助者に求められる 人材像
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