医療相談室

医療相談室には、中頭病院に9名、ちばなクリニックに1名の医療ソーシャルワーカー(Medical Social Worker英語の頭文字をとってMSW)がいます。
社会福祉士の資格を持ち、患者様やご家族の心理的な問題、経済的な問題、仕事のことや家庭のことなど、病気をきっかけとして生じた社会生活上の困難に関する相談を、社会福祉の立場から支援します。

MSWの行う支援の特徴は、相談者にかわって問題を解決してあげるのではなく、相談者自身がどうすればよいのかに気づくことができるように話し合いを重ねて、相談者が自分で決断できるように支援します。

医療ソーシャルワーカーは、医療ソーシャルワーカー倫理綱領・業務指針に基づいて支援を行っています。

• 療養中の心理的・社会的問題の解決、調整援助
• 受診・入院援助
• 退院援助
• 社会復帰援助
• 経済的問題の解決、調整援助
• 地域活動

医療相談室では、ラダーシステムを導入しており、一人ひとりラダーにそって段階的に実践し、評価、到達目標を共有しながらサポートを行っています。

新人教育では、プリセプター制をとっています。リーダークラスのプリセプターが、根拠や支援方法を丁寧に関わりながら教育指導を行っています。
また、医療相談室全体的な教育指導は、室長や主任などもサポートしながら、チーム全体が成長できるよう体制を整えています。

医療ソーシャルワーカーとしては、医療ソーシャルワーカー協会に所属し、各研修や学会など参加し、専門的知識や援助方法なども学んでいます。