血液腫瘍内科
2025/03/01
 かねてより建設中でした無菌治療センターが完成し、2025年3月1日より稼働いたします。
 無菌治療センターでの治療は、白血病、再生不良性貧血、骨髄異形成症候群、悪性リンパ腫などの血液疾患における高度免疫力低下や化学療法による一時的な高度好中球減少状態の患者さん、造血幹細胞移植を行う患者さんが適応となります。

 感染予防のため病棟内全体を清浄な空間になるように管理します。造血細胞移植に対応するクラス100の病室を8床、クラス10000の病室を8床有します。病室だけでなく廊下を含めクラス10000とすることで、少しでも体力の温存・回復ができるようリハビリを行うことが可能となり、前向きな気持ちで治療に臨むことができる環境になっております。
 
無菌治療センターの開設により、今まで以上に多くの患者さんにより高度で安全な医療を提供することが可能になりました。今後は病院間連携・地域連携のもと血液疾患治療の県内完遂を目指し、誠心誠意努力してまいりますので関係各位におかれましては、引き続きご支援ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

血液内科部長 宮城 敬