診断群分類別患者数等 (診療科別患者数上位5位まで)
内科
DPCコード |
DPC名称 |
患者数 |
平均在院日数 (自院) |
平均在院日数 (全国) |
転院率 |
平均年齢 |
患者用パス |
180010x0xxx0xx |
敗血症 (1歳以上) |
239 |
14.62 |
19.22 |
18.41 |
78.2 |
|
060340xx03x00x |
胆管 (肝内外) 結石、胆管炎 |
228 |
5.91 |
9.21 |
3.95 |
73.38 |
|
050050xx0200xx |
狭心症、慢性虚血性心疾患 |
180 |
3.55 |
4.36 |
0.56 |
70.18 |
|
110310xx99xxxx |
腎臓又は尿路の感染症 |
177 |
8.89 |
13.14 |
12.99 |
76.45 |
|
050050xx9910xx |
狭心症、慢性虚血性心疾患 |
170 |
2.39 |
3.06 |
1.18 |
67.51 |
|
- 敗血症
- 菌血症やほかの感染症に対する重篤な全身性の反応に加え、体の重要な器官 (臓器) の機能不全が起こる病態です。
- 尿路感染症
- 腎臓や膀胱などの尿の通り道 (尿路) に細菌などの病原体が侵入し起こる感染症です。入院が必要になるのは、急性腎盂腎炎 (腎臓の細菌感染症) 、腎膿瘍 (腎臓に膿の塊が生じる) 、急性前立腺炎 (男性の前立腺に生じる感染症) などで、時に菌血症 (血液の中に菌が流入し寒気やガタガタと震える) を伴うこともあります。一般的に急性膀胱炎は外来治療となることがほとんどです。 入院治療は抗菌薬の点滴を行います。尿管結石などが詰まって尿路が狭くなっている場合には、ステント挿入・留置を行うこともあります。当院は感染症内科があるので、適正な抗菌薬の選択と使用が徹底されています。
- 胆管 (肝内外) 結石、胆管炎
- 胆嚢炎・胆管炎は、胆嚢や胆管に細菌が感染して起こる病気で胆嚢結石、胆管結石、胆泥 (胆汁内の結石となる前の泥状の浮遊物) と合併する場合はほとんどです。食生活の欧米化や高齢化社会に伴い発症率は高まる傾向にあります。
- 狭心症
- 心臓に酸素や栄養を送っている冠動脈が狭くなり、必要な血液が十分に供給されなくなることで起こる病気です。不安定狭心症などの緊急を要する疾患に関しては昼夜を問わずに心臓カテーテル検査、治療を行っています。
手術の有無によってDPCコードが分かれますが、手術 (050050xx0200xx) は主にカテーテルによる経皮的冠動脈形成術が行われます。
小児科
DPCコード |
DPC名称 |
患者数 |
平均在院日数 (自院) |
平均在院日数 (全国) |
転院率 |
平均年齢 |
患者用パス |
040090xxxxxx0x |
急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症 (その他) |
73 |
5.34 |
5.83 |
0 |
0.89 |
|
040100xxxxx00x |
喘息 |
71 |
4.63 |
6.24 |
1.41 |
2.63 |
|
0400801199x00x |
肺炎等 (1歳以上15歳未満) |
25 |
5.8 |
5.76 |
0 |
1.64 |
|
110310xx99xxxx |
腎臓又は尿路の感染症 |
25 |
7.04 |
13.14 |
0 |
0.52 |
|
140010x299x0xx |
妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害 (出生時体重1500g以上2500g未満) |
22 |
6.95 |
11.01 |
4.55 |
0 |
|
当院の入院患者さんは、主に一般外来 (同一医療法人のクリニック含む) からの入院患者、近隣からの紹介入院患者、時間外外来 (24時間救急搬送を含む) からの入院患者からなり、気道感染を主とした感染症、喘息発作、小児救急疾患が多くを占めています。2021年度の新規入院患者数は約470人程度となっています。専門外来として小児循環器、新生児、小児内分泌、アレルギー、小児神経も行っていますが、入院患者としては多くありません。
外科
DPCコード |
DPC名称 |
患者数 |
平均在院日数 (自院) |
平均在院日数 (全国) |
転院率 |
平均年齢 |
患者用パス |
060160x001xxxx |
鼠径ヘルニア (15歳以上) |
126 |
2.58 |
4.74 |
0 |
64.94 |
|
060150xx03xxxx |
虫垂炎 |
113 |
3.16 |
5.40 |
0 |
34.97 |
|
090010xx02xxxx |
乳房の悪性腫瘍 |
105 |
3.6 |
5.88 |
0 |
60.83 |
|
060335xx02000x |
胆嚢炎等 |
101 |
4.6 |
7.11 |
1.98 |
61.64 |
|
060330xx02xxxx |
胆嚢疾患 (胆嚢結石など) |
92 |
3.13 |
6.25 |
0 |
54.51 |
|
外科では24時間救急体制をとっており、救急疾患である鼠径ヘルニア、虫垂炎や胆嚢炎などの症例が多く、そのほとんどを腹腔鏡下で行っています。1991年に腹腔鏡下胆嚢摘出術を県内で最初に行い、現在では多くの分野 (食道、胃、大腸、肝胆膵、ヘルニアなど) で内視鏡手術 (腹腔鏡手術) を行っています。また大腸がん、胃がん、肺がんなどの悪性疾患に対しても腹腔鏡、胸腔鏡手術などによる低侵襲な治療に積極的に取り組んでいます。乳がんの手術は県内においても有数の手術症例数になっています。2019年度からはロボット手術も導入、予定手術以外の緊急手術も多数施行しており、救急医療にも力を入れて取り組んでいます。
整形外科
DPCコード |
DPC名称 |
患者数 |
平均在院日数 (自院) |
平均在院日数 (全国) |
転院率 |
平均年齢 |
患者用パス |
160800xx01xxxx |
股関節・大腿近位の骨折 |
242 |
24.66 |
25.32 |
80.17 |
82.59 |
|
160760xx97xx0x |
前腕の骨折 |
56 |
2.95 |
4.99 |
1.79 |
56.11 |
|
160850xx01xxxx |
足関節・足部の骨折・脱臼 |
40 |
11.98 |
18.36 |
10 |
46.48 |
|
070230xx01xxxx |
膝関節症 (変形性を含む。) |
37 |
21.54 |
23.02 |
24.32 |
75.19 |
|
07040xxx01xxxx |
股関節骨頭壊死、股関節症 (変形性を含む。) |
37 |
20.05 |
20.63 |
16.22 |
67.46 |
|
当院では一般の四肢・脊椎外傷はもとより、関節変形性疾患 (変形性膝関節症、変形性股関節症に対する人工関節置換術など) 、脊椎変形性疾患 (腰部脊柱管狭窄症、頚髄症等に対する椎弓形成術など) の治療を盛んに行っています。
大腿骨骨折は平均年齢83歳と高齢者の患者さんが多く、平均入院期間も25日と長くなる傾向があります。術後はリハビリを行うため回復期リハビリ病院などとの連携が重要となっています。
形成外科
DPCコード |
DPC名称 |
患者数 |
平均在院日数 (自院) |
平均在院日数 (全国) |
転院率 |
平均年齢 |
患者用パス |
090010xx04xxxx |
乳房の悪性腫瘍 |
23 |
6.35 |
8.10 |
0 |
53.91 |
|
020230xx97x0xx |
眼瞼下垂 |
17 |
2 |
2.94 |
0 |
75.76 |
|
070010xx010xxx |
骨軟部の良性腫瘍 (脊椎脊髄を除く。) |
– |
– |
5.49 |
– |
– |
|
070010xx970xxx |
骨軟部の良性腫瘍 (脊椎脊髄を除く。) |
– |
– |
4.66 |
– |
– |
|
090010xx97x0xx |
乳房の悪性腫瘍 |
– |
– |
6.37 |
– |
– |
|
平成16年に形成外科が診療科として設立されました。開設当初より、乳腺外科と密接に連携して、乳癌術後の乳房再建治療では、乳房再建術を数多く行っています。救急医療においても、顔面骨折や血管・神経損傷の修復など救命救急としての側面も持っています。その他にも眼瞼下垂症など生活の質 (Quality Of Life) 向上に繋がる治療を多く行っています。
脳神経外科
DPCコード |
DPC名称 |
患者数 |
平均在院日数 (自院) |
平均在院日数 (全国) |
転院率 |
平均年齢 |
患者用パス |
010040x099000x |
非外傷性頭蓋内血腫 (非外傷性硬膜下血腫以外) (JCS10未満) |
52 |
13.44 |
18.90 |
86.54 |
69.94 |
|
160100xx97x00x |
頭蓋・頭蓋内損傷 |
43 |
9.07 |
9.78 |
34.88 |
78.26 |
|
010040x199x0xx |
非外傷性頭蓋内血腫 (非外傷性硬膜下血腫以外) (JCS10以上) |
31 |
11.94 |
22.42 |
80.65 |
75.06 |
|
160100xx99x00x |
頭蓋・頭蓋内損傷 |
31 |
7 |
8.30 |
22.58 |
62.81 |
|
160100xx97x01x |
頭蓋・頭蓋内損傷 |
– |
– |
23.02 |
– |
– |
|
当院の脳神経外科においては、頭蓋内血腫の患者さんが多く、次いで頭蓋内損傷の患者さんが多くなっています。急性期治療後の患者さんは地域の医療機関と連携してリハビリ等 の治療を行っています。
心臓血管外科
DPCコード |
DPC名称 |
患者数 |
平均在院日数 (自院) |
平均在院日数 (全国) |
転院率 |
平均年齢 |
患者用パス |
050161xx9900xx |
解離性大動脈瘤 |
11 |
16 |
16.85 |
0 |
70.64 |
|
050080xx0101xx |
弁膜症 (連合弁膜症を含む。) |
– |
– |
21.93 |
– |
– |
|
050050xx0101xx |
狭心症、慢性虚血性心疾患 |
– |
– |
21.69 |
– |
– |
|
050163xx01x1xx |
非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 |
– |
– |
28.08 |
– |
– |
|
050163xx02x1xx |
非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 |
– |
– |
19.66 |
– |
– |
|
扱う病気の性質上、多くの患者さんは循環器内科から紹介され、外科治療が必要と判断された場合は心臓血管外科と協議し治療を行います。また緊急外科手術を要する疾患にも対応しています。代表的な疾患として解離性大動脈瘤、弁膜症の症例を多く治療しており、大動脈瘤に対しては血管外科グループと共同でステントグラフト (血管内治療) も行っています。
産婦人科
DPCコード |
DPC名称 |
患者数 |
平均在院日数 (自院) |
平均在院日数 (全国) |
転院率 |
平均年齢 |
患者用パス |
120170x199xxxx |
早産、切迫早産 (妊娠週数34週未満) |
72 |
13.74 |
21.53 |
11.11 |
30.25 |
|
120060xx01xxxx |
子宮の良性腫瘍 |
41 |
7.51 |
9.46 |
0 |
47.05 |
|
120140xxxxxxxx |
流産 |
30 |
1.43 |
2.44 |
0 |
32.83 |
|
120070xx02xxxx |
卵巣の良性腫瘍 |
28 |
4.57 |
6.11 |
0 |
50.75 |
|
120220xx01xxxx |
女性性器のポリープ |
20 |
2.35 |
2.87 |
0 |
49.95 |
|
産婦人科は、婦人科部門と産科部門に二分され、婦人科部門では、がん検診から (良性・悪性) 腫瘍手術まで診療を行っています。産科部門では初期の妊婦健診から正常経腟分娩はもちろん (予定・緊急) 帝王切開手術まで対応しています。新生児の管理は小児科が中心に対応しており、安心して出産に臨める体制をとっています。
眼科
DPCコード |
DPC名称 |
患者数 |
平均在院日数 (自院) |
平均在院日数 (全国) |
転院率 |
平均年齢 |
患者用パス |
020160xx97xxx0 |
網膜剥離 |
30 |
2.1 |
8.48 |
0 |
53.7 |
|
020110xx97xxx1 |
白内障、水晶体の疾患 |
26 |
2.54 |
4.83 |
0 |
70.15 |
|
020110xx97xxx0 |
白内障、水晶体の疾患 |
18 |
2 |
2.71 |
0 |
67 |
|
020240xx97xxx0 |
硝子体疾患 |
14 |
2.07 |
5.36 |
0 |
65.57 |
|
020220xx01xxx0 |
緑内障 |
13 |
3.77 |
9.47 |
0 |
71.77 |
|
当院の眼科入院の多くが手術目的です。白内障の症例が最も多く、平均入院期間は約2~3日です。そのほかの網膜剥離、黄斑変性症など幅広く対応しています。
※当院における白内障手術は、主に日帰り手術や短期滞在手術で対応しています。
耳鼻咽喉科
DPCコード |
DPC名称 |
患者数 |
平均在院日数 (自院) |
平均在院日数 (全国) |
転院率 |
平均年齢 |
患者用パス |
030230xxxxxxxx |
扁桃、アデノイドの慢性疾患 |
23 |
7.48 |
7.84 |
0 |
33.09 |
|
030240xx99xxxx |
扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 |
23 |
5.74 |
5.71 |
0 |
43.91 |
|
030350xxxxxxxx |
慢性副鼻腔炎 |
18 |
4.78 |
6.47 |
0 |
56.39 |
|
030150xx97xxxx |
耳・鼻・口腔・咽頭・大唾液腺の腫瘍 |
17 |
5.35 |
7.03 |
0 |
48 |
|
03001xxx99x40x |
頭頸部悪性腫瘍 |
– |
– |
9.54 |
– |
– |
|
耳鼻咽喉科は、日常生活を送る上で重要な機能 (聴力や平衡機能、または呼吸や嚥下) を司る〈耳、鼻、のど〉などの器官や、頭頸部領域 (耳下腺、顎下腫等の唾液腺、舌、口腔底、咽頭、喉頭、甲状腺) の腫瘍が診療対象です。当院では慢性の扁桃炎・副鼻腔炎、耳・鼻・口腔・咽頭・大唾液腺の腫瘍、扁桃周囲膿瘍など、多くの症例に対応しています。
泌尿器科
DPCコード |
DPC名称 |
患者数 |
平均在院日数 (自院) |
平均在院日数 (全国) |
転院率 |
平均年齢 |
患者用パス |
110070xx03x20x |
膀胱腫瘍 |
30 |
6.6 |
6.86 |
0 |
72.8 |
|
110080xx01xxxx |
前立腺の悪性腫瘍 |
30 |
9.47 |
11.63 |
0 |
69.3 |
|
11012xxx020x0x |
上部尿路疾患 |
22 |
5.68 |
5.56 |
0 |
68.32 |
|
110070xx03x0xx |
膀胱腫瘍 |
21 |
7.86 |
7.02 |
4.76 |
74.43 |
|
110200xx02xxxx |
前立腺肥大症等 |
20 |
6.45 |
8.23 |
0 |
75 |
|
泌尿器科では膀胱腫瘍、前立腺肥大症、前立腺癌、尿路結石症などの入院が多く、膀胱腫瘍には経尿道的膀胱腫瘍切除 (TUR-BT) 、前立腺肥大症には経尿道的ホルミウムレーザー前立腺核出術 (HoLEP) 、尿路結石症には経尿道的尿管砕石術 (TUL) ・経皮的腎砕石術 (PNL) など低侵襲治療を多く行っています。その他にも悪性腫瘍では前立腺がん、腎がん、腎盂尿管がんなど幅広い疾患に対応しており、前立腺がんに対してはロボット支援腹腔鏡下前立腺全摘除術 (RARP) なども行っています。
診療科別主要手術別患者数等 (診療科別患者数上位5位まで)
内科
Kコード |
名称 |
患者数 |
平均術前日数 |
平均術後日数 |
転院率 |
平均年齢 |
患者用パス |
K688 |
内視鏡的胆道ステント留置術 |
296 |
0.77 |
7.81 |
5.74 |
74.96 |
|
K5493 |
経皮的冠動脈ステント留置術 (その他) |
98 |
1.01 |
2.83 |
1.02 |
70.73 |
|
K5492 |
経皮的冠動脈ステント留置術 (不安定狭心症) |
60 |
0.15 |
8.03 |
1.67 |
67.28 |
|
K654 |
内視鏡的消化管止血術 |
59 |
3.61 |
11.63 |
11.86 |
69.44 |
|
K5952 |
経皮的カテーテル心筋焼灼術 (その他) |
46 |
0.43 |
2.17 |
0 |
57 |
|
内科においては総胆管結石、総胆管結石性胆管炎等に対して内視鏡的胆道ステント留置術を多く行っています。
急性心筋梗塞や狭心症などの循環器系の疾患に対しては、心臓カテーテル治療 (PCI) を積極的に行っています。当院では心臓カテーテル装置を2台有しており、標準的な治療であるバルーン拡張、ステント留置はもちろんのこと最も良い治療が外科治療であれば、心臓外科、血管外科グループへ手術の依頼をします。
急性心筋梗塞や不安定狭心症などの緊急を要する疾患に関しては昼夜を問わずに心臓カテーテル検査、治療を行っています。また、その他にもペースメーカー移植術など数多くの症例をこなしています。
消化管止血術は、急性出血性胃潰瘍等の消化管疾患に対して多く行われています。
小児科
Kコード |
名称 |
患者数 |
平均術前日数 |
平均術後日数 |
転院率 |
平均年齢 |
患者用パス |
K9131 |
新生児仮死蘇生術 (仮死第1度) |
– |
– |
– |
– |
– |
|
K7151 |
腸重積症整復術 (非観血的) |
– |
– |
– |
– |
– |
|
K300 |
鼓膜切開術 |
– |
– |
– |
– |
– |
|
K403-23 |
嚥下機能手術 (喉頭気管分離術) |
– |
– |
– |
– |
– |
|
K9132 |
新生児仮死蘇生術 (仮死第2度) |
– |
– |
– |
– |
– |
|
小児科で手術の対象となるのは、非観血的整復 (出血を伴わない手法) を行う腸重積が主であり、外科的手術が必要な患者さんは専門科 (外科、整形外科、耳鼻科、眼科など) にて入院となります。
外科
Kコード |
名称 |
患者数 |
平均術前日数 |
平均術後日数 |
転院率 |
平均年齢 |
患者用パス |
K672-2 |
腹腔鏡下胆嚢摘出術 |
207 |
0.67 |
3.24 |
2.42 |
58.88 |
|
K718-21 |
腹腔鏡下虫垂切除術 (虫垂周囲膿瘍を伴わないもの) |
115 |
0.1 |
2.06 |
0 |
35.37 |
|
K4762 |
乳腺悪性腫瘍手術 (乳房部分切除術 (腋窩部郭清を伴わない) ) |
96 |
0.54 |
1.85 |
0 |
61.35 |
|
K719-3 |
腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 |
88 |
2.82 |
8.61 |
2.27 |
68.72 |
|
K634 |
腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術 (両側) |
81 |
0 |
1.57 |
0 |
64.43 |
|
当院では地域を支える病院として胆石、虫垂炎、ヘルニアなどの良性疾患から大腸がん、胃がん、肝胆膵腫瘍、乳がん、肺がんなどの悪性腫瘍まで幅広い疾患に対する手術を行っています。また腹腔鏡や胸腔鏡を積極的に導入し、より侵襲が少ない治療を目指しています。乳がんの手術は県内においても有数の手術症例数になっています。2019年度からはロボット手術も導入、予定手術以外の緊急手術も多数施行しており、救急医療にも力を入れて取り組んでいます。
整形外科
Kコード |
名称 |
患者数 |
平均術前日数 |
平均術後日数 |
転院率 |
平均年齢 |
患者用パス |
K0461 |
骨折観血的手術 (大腿) |
167 |
4.77 |
15.81 |
69.46 |
79.2 |
|
K0811 |
人工骨頭挿入術 (股) |
105 |
7.42 |
17.56 |
84.76 |
81.55 |
|
K0821 |
人工関節置換術 (膝) |
80 |
1.23 |
21.4 |
20 |
71.56 |
|
K0462 |
骨折観血的手術 (下腿) |
75 |
2.56 |
6.03 |
17.33 |
66.21 |
|
K1426 |
脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術 (椎弓形成) |
44 |
2.84 |
12.2 |
31.82 |
72.45 |
|
整形外科では、骨折観血的手術が最も多くなっています。近年の高齢化とともに高齢者の転倒による大腿骨骨折の手術件数が増加していることが要因の一つです。当院では骨折観血的手術の他に人工骨頭挿入術も行っています。
脊椎変性疾患 (腰部脊柱管狭窄症、頚髄症等) 疾患に対しては脊椎固定術や椎弓形成術を行っています。
変形性股関節症や膝関節症に対しては、人工関節置換術を行っています。
手術後は、回復期リハビリ病院への転院などを行うことで早期にもとの生活へ戻れるよう努めています。
形成外科
Kコード |
名称 |
患者数 |
平均術前日数 |
平均術後日数 |
転院率 |
平均年齢 |
患者用パス |
K476-4 |
ゲル充填人工乳房を用いた乳房再建術 (乳房切除後) |
20 |
0 |
5.1 |
0 |
54.75 |
|
K2191 |
眼瞼下垂症手術 (眼瞼挙筋前転法) |
17 |
0 |
1 |
0 |
75.76 |
|
K0301 |
四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術 (躯幹) |
– |
– |
– |
– |
– |
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K0064 |
皮膚、皮下腫瘍摘出術 (露出部以外) (長径12cm以上) |
– |
– |
– |
– |
– |
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K0081 |
腋臭症手術 (皮弁法) |
– |
– |
– |
– |
– |
|
形成外科では、乳腺外科と密接に連携して、乳癌術後の乳房再建手術を多く行っており、常に最新の治療を提供し続けています。
また、眼瞼下垂症手術や腋臭症手術を多く行っています。さらに、周辺の関連病院、クリニックとも連携し、難しい変形に対する治療も提供できる地域中核病院としての機能を担っています。救急医療においても、顔面骨骨折や、血管・神経損傷の修復、全身熱傷など、救命救急としての側面も持っています。現在、常勤医師および、大学附属病院の非常勤医師で診療を行っており、形成外科のあらゆる対象疾患に対応できる体制を整えています。
脳神経外科
Kコード |
名称 |
患者数 |
平均術前日数 |
平均術後日数 |
転院率 |
平均年齢 |
患者用パス |
K164-2 |
慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 |
46 |
0.74 |
9.46 |
28.26 |
77.67 |
|
K145 |
穿頭脳室ドレナージ術 |
10 |
1.4 |
17.4 |
70 |
69.5 |
|
K1642 |
頭蓋内血腫除去術 (開頭) (硬膜下) |
10 |
1 |
20.3 |
70 |
71.2 |
|
K164-5 |
内視鏡下脳内血腫除去術 |
– |
– |
– |
– |
– |
|
K1742 |
水頭症手術 (シャント手術) |
– |
– |
– |
– |
– |
|
脳神経外科では主に頭蓋内血腫や硬膜下血腫などに対して慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術などが行われています。
慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術とは慢性硬膜下血腫に対して、頭蓋から血腫を洗浄する手術です。平均年齢は約77歳と高齢の患者さんが多くなっています。急性期の治療後は他院と連携し、継続してリハビリ治療が行えるよう努めています。
心臓血管外科
Kコード |
名称 |
患者数 |
平均術前日数 |
平均術後日数 |
転院率 |
平均年齢 |
患者用パス |
K5551 |
弁置換術 (1弁) |
17 |
5.12 |
25.59 |
0 |
72.76 |
|
K5522 |
冠動脈、大動脈バイパス移植術 (2吻合以上) <2> |
10 |
3.1 |
24.2 |
0 |
61.9 |
|
K5607 |
大動脈瘤切除術 (腹部大動脈 (その他) ) |
– |
– |
– |
– |
– |
|
K5612イ |
ステントグラフト内挿術 (胸部大動脈) |
– |
– |
– |
– |
– |
|
K560-21 |
オープン型ステントグラフト内挿術 (弓部) |
– |
– |
– |
– |
– |
|
大動脈弁狭窄症、僧帽弁閉鎖不全症に対する弁置換術を多く行っています。また不安定狭心症、労作性狭心症に対して冠動脈・大動脈バイパス移植術 (2吻合以上) を行っています。その他には胸部大動脈瘤に対して血管外科グループと共同でステントグラフト (血管内治療) も行っています。
産婦人科
Kコード |
名称 |
患者数 |
平均術前日数 |
平均術後日数 |
転院率 |
平均年齢 |
患者用パス |
K877 |
子宮全摘術 |
39 |
1.21 |
5.97 |
0 |
50.87 |
|
K861 |
子宮内膜掻爬術 |
37 |
0.43 |
1.05 |
0 |
48.76 |
|
K9091イ |
流産手術 (妊娠11週まで) (手動真空吸引法) |
30 |
0.1 |
0.4 |
0 |
32.6 |
|
K8882 |
子宮附属器腫瘍摘出術 (両側) (腹腔鏡) |
28 |
0.96 |
2.64 |
0 |
51.14 |
|
K872-32 |
子宮内膜ポリープ切除術 (その他) |
22 |
0.41 |
1 |
0 |
50.14 |
|
診療の大きな柱として産科部門と婦人科部門に分かれ、婦人科部門では子宮全摘術を多く行っています。また子宮ならびに付属器疾患、良性腫瘍に対しては腹腔鏡下手術も行っています。悪性疾患が疑われるなど腹腔鏡下手術適応外の場合は開腹手術を行います。
産科部門では出産に対する全分娩数の約20%を帝王切開術が占めており、分娩リスクの高い患者さんに対する予定帝王切開や通常分娩中に生じる緊急帝王切開にも対応しています。
眼科
Kコード |
名称 |
患者数 |
平均術前日数 |
平均術後日数 |
転院率 |
平均年齢 |
患者用パス |
K2801 |
硝子体茎顕微鏡下離断術 (網膜付着組織を含む) |
49 |
0 |
1.14 |
0 |
60.51 |
|
K2821ロ |
水晶体再建術 (眼内レンズを挿入) (その他) |
44 |
0 |
1.32 |
0 |
68.95 |
|
K2683 |
緑内障手術 (濾過手術) |
13 |
0 |
2.77 |
0 |
71.77 |
|
K2802 |
硝子体茎顕微鏡下離断術 (その他) |
12 |
0 |
1.25 |
0 |
70.5 |
|
K281 |
増殖性硝子体網膜症手術 |
– |
– |
– |
– |
– |
|
眼科では、糖尿病性増殖性網膜症、網膜剥離、黄斑、後極変性に対する硝子体顕微鏡下離断術や、白内障に対する水晶体再建術を多く行っています。手術施行後帰宅できる日帰り手術や、入院日に手術を行い、翌日には退院する短期滞在手術が主流となっています。他にも緑内障、硝子体混濁、翼状片など様々な疾患に対応しています。
耳鼻咽喉科
Kコード |
名称 |
患者数 |
平均術前日数 |
平均術後日数 |
転院率 |
平均年齢 |
患者用パス |
K3772 |
口蓋扁桃手術 (摘出) |
27 |
0 |
6.52 |
0 |
32.52 |
|
K340-6 |
内視鏡下鼻・副鼻腔手術4型 (汎副鼻腔手術) |
10 |
0 |
4 |
0 |
59.2 |
|
K386 |
気管切開術 |
– |
– |
– |
– |
– |
|
K4571 |
耳下腺腫瘍摘出術 (耳下腺浅葉摘出術) |
– |
– |
– |
– |
– |
|
K340-5 |
内視鏡下鼻・副鼻腔手術3型 (選択的 (複数洞) 副鼻腔手術) |
– |
– |
– |
– |
– |
|
耳鼻咽喉科ではに対して、慢性扁桃炎に対する口蓋扁桃手術 (摘出) が多く行なわれています。また、声帯腫瘍等に対する声帯ポリープ切除や耳下腺腫瘍に対する耳下腺腫瘍摘出術、上顎洞炎や副鼻腔炎に対して、内視鏡下鼻・副鼻腔手術。それ以外にも当院では頸部リンパ節腫瘍に対するリンパ節摘出術や、良性・悪性を含めた甲状腺腫瘍を行っています。また、頭頸部領域の腫瘍 (耳下腺、顎下腺など唾液腺腫瘍、舌、口腔底、咽頭、喉頭の悪性腫瘍、甲状腺腫瘍など) の手術を外科、形成外科と協力しながら遊離空腸や腹直筋による再建術を 含めて行っています。
泌尿器科
Kコード |
名称 |
患者数 |
平均術前日数 |
平均術後日数 |
転院率 |
平均年齢 |
患者用パス |
K8036イ |
膀胱悪性腫瘍手術 (経尿道的手術) (電解質溶液利用) |
47 |
1.43 |
4.32 |
2.13 |
73.26 |
|
K843-4 |
腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術 (内視鏡手術用支援機器を用いる) |
30 |
1.27 |
7.2 |
0 |
69.3 |
|
K7811 |
経尿道的尿路結石除去術 (レーザー) |
22 |
1.45 |
3.23 |
0 |
68.32 |
|
K841-21 |
経尿道的レーザー前立腺切除・蒸散術 (ホルミウムレーザー等使用) |
18 |
0.94 |
4.56 |
0 |
74.56 |
|
K773-2 |
腹腔鏡下腎 (尿管) 悪性腫瘍手術 |
14 |
2.21 |
7.07 |
0 |
68.21 |
|
泌尿器科では、膀胱がんや前立腺がんに対する手術症例を多く行っています。膀胱がんに対しては、TURBT (膀胱悪性腫瘍手術) が多く行われています。
前立腺肥大症に対しては、侵襲性の少ないレーザーを用いたHoLEP (ホルミウムレーザー前立腺核出術) やPVP (光選択的レーザー前立腺蒸散術) を標準術式としています。尿路結石症に対しては、経尿道的尿路結石除去術を多く行っています。
泌尿器科の上位5つの手術は、平均年齢が60~70歳代と高齢者に多いのが特徴です。